今日は「桜田門外の変」の日。
安政7年3月3日(新暦1860年3月24日)、大老井伊直弼が江戸城桜田門外で水戸・薩摩の浪士達によって暗殺される事件が起きました。
昨日、無事に着物のやまとさん主催の「春の茶会」を終えました。
ご来席下さいましたお客様に、心より御礼申し上げます。
あいにくの天候でしたが、殆どの方がお着物で来て下さり、私には眼福の一日でした。
何より、皆様の趣向を凝らしたお取り合わせに感心しきりでした。
茶道をしておりますと、着物の着方は単調になりがちで、帯留めなども出来ず、決まり切った装いしか出来ませんが、
お客様が色々に工夫され、とてもお洒落にしておられるのを拝見して大変参考になり、私も、茶道以外の所で着物を着る時には、少し自由な着方をしてみたいと思いました。
愛犬をデザインされた柄のお着物や、素敵な色合いの帯や羽織、また、紬の着物なども上手に組み合わせて着ておられ、小物も色々と工夫されて着ていらっしゃるのを拝見して、私まで楽しくなりました。
男性の方の着物姿も凛々しく、風格が漂っておられ、やはり着物は良いものだと感じました。
日本人に生まれたのですから、着物、お茶、お菓子などの日本文化に親しみ、大切に後世に伝えて行かれるよう、その翼を担う事が役目であると教えられました。
写真は、昨日の茶席の主菓子で、自由が丘「蜂の家」さん製の銘は「春の装い」です。
「振袖」を表した形に、桜の花や花びら、金箔が添えられ、中の小豆餡には、細かく刻んだ桜の茶葉の塩漬けが練り込まれており、これは蜂の家さんにしか作れないと思うほどに手の込んだお菓子でした。
また、ウェルカムティーの抹茶と共に召し上がって頂いたのは、やはり蜂の家さんの桜餡の「まゆ最中」でした。
着物のやまとさんのイベントですので、晴れ着である「振袖」、そして絹糸になる「繭」と、着物に関連したお菓子を用意致しました。
お客様が楽しそうにお写真に収めて下さり、大変嬉しく思いました。
ご来席下さいましたお客様と、主催の「やまと」さんに、心から御礼申し上げます。
茶席を開く事は、茶道具の準備、片づけなど、大変な労力が必要ですが、昨日はお客様のお陰で疲れも忘れ、楽しい有意義な時間を過ごさせて頂きました。
お優しいお客様に感謝の一日でした。
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