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by hoenryu

6月18日 「石川丈山生誕の日」

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今日は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての武将、文人である石川丈山(いしかわ じょうざん)が生誕した日。

石川丈山は、天正11年(1583年)6月18日に、三河国の徳川家康に仕える武士の家に生まれ、徳川家康の家臣として、大阪夏の陣に出陣しましたが、命令に背いたことから家康の怒りに触れ浪人となり、儒学(特に朱子学)を学びます。
江戸初期における漢詩の代表者で、儒学、書道、茶道、庭園設計に大変精通しており、
幕末の「煎茶綺言」には、煎茶家計譜の初代に丈山の名前が記載されており、煎茶の祖とも言われています

ただ、煎茶の始祖については、色々な説が有ります。
黄檗宗を広めた中国明時代の高僧である隠元禅師との説。
煎茶に一つの形と方向を示し、文人趣味、煎茶趣味として、精神的な面にまで及ぼし確立した売茶翁(ばいさおう)とする説。
そして、石川丈山です。
いずれにせよ、石川丈山の担った役割の偉大さに、間違いは有りません。

隠居した丈山が、寛永18年(1641年)に建てた草庵は、詩仙堂と呼ばれ、多くの人々に親しまれています。
詩仙堂は、洛北比叡山の麓の一乗寺村に構築されましたが、その一因に、この地の水質が大変清純だったことが考えられます。
煎茶家である丈山は、煎茶指南と題する冊子に、「茶を煎するには、第一水を吟味すべし。何程、良き茶にても、水悪ければ気味ともに良からず」と書いています。
晩年の丈山は、遁世の世界に入り、朱子学を思想とし、文人として風雅を楽しみ、煎茶を愛好したそうです。

そして現在、多くの日本庭園で目にする「鹿威し・猪威し(ししおどし)」は、田畑を荒らす鹿や猪を追い払う為の仕掛け(農具)でしたが、それを庭園に最初に取り入れたのは、丈山でした


上の写真は、私どもお稽古場近くの、世田谷区奥沢の「浄真寺」の石庭です
「仏足石」が大変美しく、見事です

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石川丈山の作った代表的な庭園には
◎詩仙堂庭園
丈山が隠居の為に造営した山荘で、現在、曹洞宗の寺院。丈山が59才の時に作庭されました。額縁庭園は紅葉の名所で、また、サツキの刈り込みに寄って中国の山並みを表現した庭園は、「唐様庭園」と呼ばれています

◎蓮華寺
天台宗寺院である蓮華寺は、創建時期は不明ですが、作庭は江戸初期。石川丈山の作庭と伝えられていますが、詳細は不明。
蓮華寺の見所は、舟石と、石橋と鶴石の組み合わせが大変美しいこと。

◎一休寺 酬恩庵(しゅうおうあん)
鎌倉時代に妙勝寺として創建。その後、室町時代中期に一休禅師が再興して「酬恩庵」と命名、臨済宗大徳寺派の寺院。石川丈山他によって、方丈庭園が作庭され、本来の姿に近い「枯山水」の庭になっています。


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日本庭園の美しさには、大変癒されます。
浄真寺も、都心にあるとは思えない、静かな落ち着いたお寺です
是非、いらしてみて下さい


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by hoenryu | 2020-06-18 09:00 | 煎茶道 | Comments(0)