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by hoenryu

11月7日 「立冬」・「山茶始開」の日

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今日から立冬に入り、七十二候の55候目「つばき はじめて ひらく」という日。
山茶(つばき)は、椿ではなく、山茶花(さざんか)の事を指しているそうです。
山茶花という漢字は、「山に生え、花を咲かせる茶の木」という意味で、古来は、葉の部分をお茶として飲んでいた事に由来すると言われています。
山茶花も椿も大変よく似ている花を咲かせますが、この時期に先駆けて咲くのが山茶花で、椿は「木へんに春」と書くように、12月から4月にかけて花を咲かせます。
他に、椿と山茶花を見分ける方法は、「葉っぱ」です。
形はよく似ていますが、山茶花の葉は椿と比べると小振りで、葉の付け根部分にあたる葉柄に細かい毛が生えているものが山茶花、毛が生えていないのが椿です。
遠目からでも区別しやすい特徴は、花の咲き方と散り方です。
山茶花の多くは完全に平開して咲くのに対し、椿の花はカップ状に咲きます。
また散り方は、椿の花はそっくり丸ごと落ちるのに対し、山茶花の花は花弁がバラバラになって、それぞれ散って行きます。
園芸種によっては異なる場合も有りますが、殆どの場合に当てはまるようです。

京都の金福寺(こんぷくじ)は、松尾芭蕉や与謝蕪村など、俳人のゆかりのお寺です。
紅葉の美しさで知られますが、境内の高台にある芭蕉庵付近では、山茶花の木が清楚な花を沢山咲かせ、秋の深まりを人々に教えてくれます。
「たそやとばしる かさの山茶花」芭蕉
「山茶花の 木の間見せけり 後の月」蕪村



今日の誕生花はマリーゴールド「万寿菊」

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キク科のマンジュギク属で、聖母マリアの祭日に咲いていたため、「マリア様の黄金の花」とも呼ばれ、名前の由来となりました。
近年、改良されたセンジュギクと言うのも有るそうです

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by hoenryu | 2020-11-07 09:00 | 煎茶道 | Comments(0)