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方円流・東京東支部のお茶会・お稽古情報/お稽古場は明治神宮外苑絵画館学園・自由が丘支部長宅・広尾・鎌倉/問合せはhoenryu.east.tokyo@gmail.com まで


by hoenryu

2月1日 「重ね正月」・「五」について

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いよいよ二月に入り、今日は、お正月が終わって最初の朔日。
「重ね正月」は、二度目の正月として、厄年の人に仮に一つ歳をとらせ、早く厄年をやり過ごそうとする知恵で、お正月に年齢が変わる数え年の風習によるものです

写真は、「山呼萬歳聲」
中国山西省の五台県にある、古くからの霊山である「五臺山(五台山)」を描いた軸で、
私が中国の黄檗山萬福寺総本山を訪ねました折りに、書いて頂いた軸です

今日は、「五」について。
◎五代(仏教)=地・水・火・風・空
◎五行(道教)=木・火・土・金・水
◎五臓=肝・心・脾・肺・腎
◎五感=視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚
◎五穀=稲・麦・栗・粟・豆
◎五体=頭・首・胸・手・足
◎五清(盛物)=松・竹・梅・蘭・石
中でも、五清、五行は煎茶道と関わりが深く、五清は盛物で用いられます

五行思想は、世の中の万物が木(青、春、東)・火(赤、夏、南)・土(黄、土用、中)・金(白、秋、西)・水(黒、冬、北)の五要素から構成されていると捉える、中国古代の自然哲学の思想で、それぞれ()内の、色、季節、方角が当てられており、他にも、十干、十二支、神、星、情など、色いろなものが当てはめられています


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私ども、(公財)煎茶道方円流の手前では、ほとんどの場合、お手前は五つのお茶碗を用い、一つの急須から五碗に注がれるお茶は、味、量ともに、平等に注ぎ分ける事に精神を集中し、常に心を込めて、大切にお茶を淹れるよう気遣っております。
これは、お茶が一人だけで楽しむものではなく、お茶を淹れる者と、そのお茶を召し上がる方の心が通い合う事により、お茶はより一層美味しくなるとの考えによるもので、
煎茶の心とは、まさに「互譲の精神」と言えます。
そして、煎茶道の精神に、もう一つ「自由の精神」があげられます。
自由の境地にたどり着く為には、数多くの不自由に耐える事が必要で、それを乗り越えられた時にこそ、それぞれの個性を生かす「自由の精神」が開花する、という思いで、ひたすら精進を重ねるのです

写真は、三代井上春峰作、六種絵変わりのお茶碗のうちの五碗で、「松、竹、梅、春蘭、菊」の五種です

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by hoenryu | 2021-02-01 09:00 | | Comments(0)