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by hoenryu

4月30日 「牡丹華」という日・寒牡丹と冬牡丹

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今日は、七十二候の18候目、「牡丹華(牡丹花咲く)」という日。
いよいよ、「百花の王」と言われる「牡丹」が咲く頃になったことを伝えてくれる候ですが、今年はどの花も開花が早く、特に「牡丹」は例年より一ヶ月近く早く咲き始め、
4月の初めには既に見頃となり、とうに終わってしまいました。
以前は今頃(4月終わり~5月上旬)に見頃を迎えていた「牡丹」ですが、昨今の温暖化で、少し七十二候と季節が合わなくなっているのかもしれません

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「牡丹」は、花が咲いているのは数日間で、花弁が一枚ずつ散って行くのが特徴と言えます。
その散り方は、「崩れる」と表現されます

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また、冬に咲く「寒牡丹」と「冬牡丹」が有りますか、品種は違います。
「冬牡丹」は春牡丹を1月~2月の冬の間に開花するようにした品種で、春牡丹が冬に咲いた花姿になります。
一方、「寒牡丹」は、二度咲きという遺伝的性質を持っていて花を咲かせるのですが、冬は茎や枝が枯れた状態で、葉は殆ど無く、花だけしか咲かないそうです。
「冬牡丹」は寒さに弱い為、見頃を迎える真冬になると、藁などの霜囲いが施されて保護するそうです。
「霜囲い」された牡丹は大変情緒があり、冬の風物詩と言えましょう。
(「寒牡丹」は、冬にも咲く品種なので、その必要は有りません)

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花形も豊富で、一重、八重、千重咲き(せんえざき・花弁の重なりが大変多いもの)の他、大輪や中輪など、その大きさまでもが豊富なことに驚かされます。
牡丹の美しさは格別で、「王」と名のつく事が納得出来るほど、ひときわ華やかで、威厳と品格が有り、それでいて清楚な上品さも持ち合わせており、遠くからでも目を引かれます

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関東では、上野東照宮ぼたん苑、つくば牡丹苑、鎌倉の鶴岡八幡宮ぼたん庭園や長谷寺などがあり、関西ですと、京都市長岡京市の乙訓寺、兵庫県宝塚市の長谷牡丹園、尼崎市の農業公園などが有名だそうです

4月14日分ブログには「牡丹」や「牡丹の盛物」について、
4月20日分には「牡丹」と「芍薬」の違い、そして、花の散り方の表現について載せております

「いたづらに 牡丹の花の 崩れけり」正岡子規
「是程と 牡丹の仕方 する子供」小林一茶
「一弁を 仕舞ひ忘れて 冬牡丹」高浜虚子
「広庭の 牡丹や天の 一方に」与謝蕪村
「めつむりて くらきが中に 白牡丹」山口青邨

「庭園日本一」と称される「足立美術館」の牡丹の美しかった事が思い出されます
(写真は、4月初めにお詣りした文京区のお寺のものです)

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by hoenryu | 2021-04-30 09:00 | 俳句 | Comments(0)