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by hoenryu

6月9日 「ドナルドダック誕生日」・「行雲流水」・「雲水」

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1934年の今日は、「ドナルドダック」が、ディズニーのアニメ映画「かしこいメンドリ」で初登場した日だそうです。
最初は脇役として登場したそうですが、今ではディズニーキャラクターの中で、なくてはならない存在になっています

ドナルドダックと言えば、写真のように、短気で、毒舌で、「喜怒哀楽」が激しく、自己中心的なキャラクターで描かれています。
何だか、その性格は私に似ていると社中から言われそうで、一瞬、指が止まりました

「喜怒哀楽」と言えば、この時期の禅語の「行雲流水(こううんりゅうすい)」が思い出されます。
人生は、山あり谷ありで、穏やかで楽しい日々もあれば、悲しく辛い時もあり、まさに「喜怒哀楽」の繰り返しと言えましょう。
順風満帆に生きるのは、なかなか難しい事ですが、どんな事が起ころうとも、その事に執着せず、固執せずに、雲のように大空を行き、水のように流れるが如くに、毎日を生きる事を教えてくれています。
雲は常に流れるままに移り変わり、消えてはまた沸き起こり、場所を変えて悠然と漂います。
また、水も同様に、岩や木々に阻まれても、形を様々に変えて、よどみなく流れ、一つの所には留まりません。
雲や水のように、流れに素直に身を任せて生きる様子を示した禅語で、
色々な文献で引用されています

修行僧のことを「雲水」と呼ぶそうです。
これは、修行僧が教えを求めて、一ヶ所に留まらずに、流れるように各地を行脚(あんぎゃ)しながら修行していたことが由来だそうで、
修行僧は、雲や水のように、何ものにも捉われずに、常に真摯な心を持って自分を見つめ、そして、人の為に尽くすことが、雲の自由自在の心のはたらき、とされています



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何かにとらわれずに生きることは理想ですが、反対に、固執や執着を持つからこそ、人間は高い目標を持って奮起し、向上出来るとも言えるのではないでしょうか。
家族や家、地位や財産など、何も拘らずに生きることは、悟りを開いた者にしか難しいことのように思います。
水は形を定めることは出来ませんし、山頂から眺める雲は、すぐそこで漂っていても、掴むことは出来ません。
本当に、自由に生きられたら幸せでしょうけれど、
自己をしっかり見据えて、何が起ころうとも、ありのままに受け入れ、人生の肥やしとするような度量を持てるよう、心がけることが必要なのかも知れません

同じような禅語に、「雲心月性」があります。
名声や、利益を求めず、清らかな雲や月のような性質を持つ人の例えです。
ドナルドダックよりも、「雲心月性」に近づけたら嬉しいのですが、何より私には、雲の上の事と痛感致します

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by hoenryu | 2021-06-09 09:00 | 行雲流水 | Comments(0)