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方円流・東京東支部のお茶会・お稽古情報/お稽古場は明治神宮外苑絵画館学園・自由が丘支部長宅・広尾・鎌倉/問合せはhoenryu.east.tokyo@gmail.com まで


by hoenryu

7月18日 「梅雨明け」・「曹源一滴水」

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東京は7月16日の夜に梅雨明け宣言が出て、急に暑さが増して参りました。
平年より3日早い梅雨明けだったそうです。
写真は、先日の大雨の時の浄真寺・石庭の様子で、写真に映るほどの大きな水滴だった事がうかがえます

今日の禅語は、「曹源一滴水(そうげんの いってきすい)」
『碧巌録』からの出典で、「正統なる禅」のことを言います。
中国禅は、達磨大師を初祖として伝承され、第六祖の慧能禅師によって大成し、五家七宗に禅宗の法脈が生まれ、さらに、二十四流の禅として、朝鮮半島を経て日本に伝わり、現在に至っています。
慧能禅師は、広東省の曹渓という渓谷に建立された法林寺で禅宗を大成させました。
この源をたどれば、全てが、六祖慧能の曹渓の一滴水から流れをくむものと言えます。
「曹源」とは、「曹渓」の源泉という意味で、「曹渓」の六祖を源泉として伝えられた正伝の仏法を、「一滴水」と比喩的に表現しているそうです。
それは、まるで、一滴の水から大河へと広がって行くように発展したのでしょう。
そして、曹渓の谷を源として流れた一滴の水が、天下を潤したと言っても過言ではないと思います



7月18日 「梅雨明け」・「曹源一滴水」_b0255824_21404058.jpg

今月から、8月29日開催予定の「ゆかた茶会」の練習に励んでおります。
美味しい玉露の冷茶を、お客様により美味しく味わって頂く為に、お茶の配合や、摘出時間、冷水の温度など、皆で試行錯誤しております。
お手前の中で、瓢箪をくり貫いて作った「瓢杓」(写真上)で、水指から冷水を汲むのですが、私は汲んだお水が残った時には、水指に戻すよう指導しております。
その昔、道元禅師は、谷川の水を汲んだ後、残りの杓底の水を谷川に還されたそうです。
茶道では、釜から柄杓でお湯を汲んだその残りの湯を、元の釜に戻します。
「梅雨明け」は嬉しい事ですが、日照りが続けば、水不足の心配も出て参ります。
「曹源一滴水」を思い、そして、谷川のお水を谷川に戻された、道元禅師の「お水」を大切になさる気持ちを、常に忘れずにいたいと思うのです


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by hoenryu | 2021-07-18 09:00 | 曹源一滴水 | Comments(0)