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方円流・東京東支部のお茶会・お稽古情報/お稽古場は明治神宮外苑絵画館学園・自由が丘支部長宅・広尾・鎌倉/問合せはhoenryu.east.tokyo@gmail.com まで


by hoenryu

7月29日「凱旋門の日」・「強将下無弱兵」・「雲心」

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1836年の今日は、ナポレオンが1806年に建造を命じたパリの凱旋門が、30年の歳月をかけて完成したことに由来する「凱旋門の日」で、
凱旋門とは、兵士が戦地で取りつかれた悪霊を払い落とす為のものだそうです

今日の禅語は、「強将下無弱兵」(きょうしょうのもとに じゃくへいなし)。
宋の時代の詩人である蘇軾の「題連公壁」からの引用で、強く勇ましい将軍の下には、その感化を受けて、弱い兵士はいないという意味で、
上に立つ者が優れていれば、下の者も同様に優れているということの例えに使われます。
煎茶道方円流家元に導かれ、そして、それを引き継いで導く立場と致しまして、とても心に染み入る言葉に他なりません


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写真は、7月22日の「桐の日」に載せました「茶量」に続いて、黄檗山萬福寺の古材で作られた「茶量」です。
第62代・博道管長により「雲心」と書かれています

「雲心」とは、自由自在に働く心という意味で、
心の本来の働きは、自分の考えを相手に押しつけて、自分中心に考え、思いのままに振る舞うことでは有りません。
ともすると、人間は自分に都合の良いものばかりを取り込み、都合の悪い事は避けてしまいがちになります。
けれども、雲は周りの事にこだわらずに、とらわれることなく悠然と流れに従い、無心の姿で漂っているだけです。
常に、素直な気持ちで本当の自分を見つめ、そして、他の人の為に尽くしていくことが、雲の心の働きであることを説いている言葉です。
自己を真正面から見据えて、思いやりの心を持って人に接することを心がけ、この一生を修行の人生として進んでいこうとする禅僧の生き方、そのものと言えましょう。

「雲心月性」と言う句もあります。
(今年5月10日のブログで少し触れております)
これは、雲や月のように高く澄んだ心を表しており、名誉や利益を求めようとしない、無欲で清らかな心のことを言います

「雲心」の禅師の下に優れた僧侶があり、そして、「強将下無弱兵」の句の意味を思うと、改めて、気持ちを引き締めなければならないことを覚えます


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by hoenryu | 2021-07-29 09:00 | 茶量 | Comments(0)