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by hoenryu

8月27日 「宮沢賢治誕生の日」・「古人刻苦光明必盛大也」

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1896年の今日は、岩手が生んだ世界的な作家・詩人の宮沢賢治が誕生した日。
法華経の信者で、その文学の根底には法華経の教えがありましたが、晩年の遺作『銀河鉄道の夜』には、キリスト教的な救済信仰もみられました。
信仰と農民生活に根ざした創作活動は、生前はほとんど知られておらず、亡き後に、作品が広く知られるよう尽力した草野心平すら、面識はなかったそうです

今日の禅語は、「古人刻苦光明必盛大也」(こじん こっく こうみょう かならず せいだいなり)。
中国の臨済僧・慈明禅師が若き頃、厳しい修行の座禅中に睡魔に襲われた時、「刻苦光明必盛大也」と言いながら、眠気と闘う為に腿をキリで刺しながら、徹夜の座禅を堪え忍んだとされる逸話からの引用です。
「苦しい時こそ耐え忍ぶ、耐えて耐えて耐え抜いた先に必ず光明が来る」という意味です。
この言葉は、今でも修行者にとって、励みの語「慈明自錐(じみょうじすい)」として大切にされているそうです。

「苦労は買ってでもした方が良い」とよく言われます。
苦労した事により培われた忍耐力と知恵と努力は、人を磨き、徳の光を放ち、益々盛大に香ると説いており、
苦労を惜しまずに受け入れ、自らを磨き上げることを諭しているのでしょう。
苦労を刻した古人が、自らを厳しく律し、労苦を惜しまず努力し、その労苦から生み出された徳の光は、大変盛大だったと言えましょう

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宮沢賢治は、自費出版で「注文の多い料理店」などを出版したとされており、出版費用の工面にとても苦労したそうです。
生前、受け取った唯一の原稿料は、「雪渡り」の5円だったと言われており、その頃、農学校の教諭のお給料は80円だったそうです。
そして、亡くなる前に残した言葉は、「国訳の妙法蓮華経を一千部作って下さい」だったとのこと。
賢治の精進と刻苦の精神が、間違いなく「光明」を盛大なものにしたのでしょう。
(写真は今夏、最後の「白木槿」と「百日紅・さるすべり」です)


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by hoenryu | 2021-08-27 09:00 | | Comments(0)